新年のご挨拶ー平成27年ー

明けましておめでとうございます。

昨年中は大変お世話になりました。

昨年末は税理士との忘年会や、社労士との忘年会や、中小企業診断士との忘年会等で忙しかったため、新年は久しぶりに家族と自宅で過ごし、初詣に行きました。

ちなみに、上の文章の「等」には、通常使われているより強い意味が込められておりまして、決して忘年会ばっかりで忙しかったわけではないという意味です。日常生活では、一つの言葉をめぐってその意味を確定しなければならない場面はそんなには多くないかと思いますが、裁判実務ではよく使われてる技術なのです。例えば、裁判である書証を提出して、その書証によって立証したいことを「○○が○○したこと」と書いてある場合と、「○○が○○したことなど」と書いてある場合とで、争点によっては、大きく意味が異なる場合があります。そこで、この「など」とは何か、と釈明を求めたり、その内容次第では撤回を求めたりすることがあります。

上の例は、自分の法律家としての知識・常識と社会的な常識のズレを表す一例です。古来から「牛羊の目をもって他人を評量するなかれ」と申しますが、狭い自分の知識や基準で他人を評価すると、自分でも気付かないうちに過ちをおかすことのないとはいえません。初心忘れるべからずの気持ちで本年度も仕事に励みたいと思います。

今年も宜しくお願いしたします。

平成二十七年 元旦

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